お勧め縦走ルートのご案内です
尾瀬沼から手白澤温泉へは
尾瀬沼から奥鬼怒温泉郷へのルートは非常に長い縦走となります。
ちなみに尾瀬ヶ原が湿原であり、尾瀬沼よりさらに南に位置します。 ※どちらもヒメシャクナゲ・ニッコウキスゲ・水芭蕉・ワタスゲで有名です。
尾瀬沼−鬼怒沼間は展望のない尾根伝いのコースですが、山深く静寂ただよう登山道です。
まず、尾瀬沼をふもとにそびえ立つ燧ヶ岳(ひうちがたけ)【2356m】は圧巻です。 そして、尾瀬沼の早朝出発の際はもやのひろがる湿原が楽しめます。
尾瀬沼ヒュッテやキャンプ場を出発し、向かうのは黒岩山【2163m】です。 このルートで唯一の展望地(山頂へは分岐から目指します)。
次は、鬼怒沼山【2141m】を目指します。 またもや、似たような静寂ただよう登山道をひたすら歩きます。
個人的には、森林限界に近づきつつある木々のなかに漏れる陽射しや吹き抜ける爽やかな風、土のにおいがとても好きなので無心になって歩きます。
鬼怒沼山をすぎると、もうすぐ近くに鬼怒沼(日本一標高が高いといわれる湿原)へ到着します。
しばしの休憩後、木道の先から奥鬼怒温泉郷へ下山していきます。やや急な勾配のため、ぬかるみにはご注意ください。また、残雪期の踏み抜きにも。
途中、日向オソロシの滝があるのですが見えません。代わりに、オロオソロシの滝展望台からオロオソロシの滝の眺望と休憩がとれます。
さらに下ると、ザ・山小屋ともいえる昔ながらの造りの日光沢温泉さんが現れます。二匹の茶柴(チャング・わらび)が出迎えてくれます。
ここからは奥鬼怒温泉郷・遊歩道を使ったルートをおよそ30分歩くと、手白澤温泉へ到着となります。
※この非常にながいコースにはエスケープルートがないので、まずは装備を怠らないことをおすすめいたします。ビバーク装備等ご用意ください。
また、倒木が非常におおく登山道を見落とさぬようご注意ください。ガスなど視界が悪いときはくれぐれもご注意ください。
所要時間
おおよそのコースタイムは尾瀬〜鬼怒沼で約10時間(ロングコースですね)。鬼怒沼の避難小屋で一泊もいいかもしれません。
南の方角に右から日光白根・根名草山・大割山(前根名草とも大嵐山ともいわれるようですが、地元ではおおわりさんと呼ばれてます)が望めます。
鬼怒沼から日光沢温泉までは約2時間、さらに手白澤へ30分。
もっとも、人数・経験・季節により異なってまいりますのでご注意ください。
日帰り入浴
手白澤温泉のご利用はお泊りのお客様がゆっくりできるよう営業しておりますので、申し訳ございませんが、日帰り入浴はお断りさせていただいております。
その他ルート案内
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金精・根名草山ルート
湯沢・噴泉塔ルート